2016/06/30 13:51


オンラインショップをオープンして一ヶ月が過ぎました。
まだまだアイテム数としては少なめですが、作りたい形はどんどん浮かんでいます。
焦らず、一つづつ丁寧に拘って制作していきたいと思っています。
今日はstudio coudreで使用している生地について少し説明させていただきます。

私達のバッグは、表布に帆布・内布にオックス地を合わせています。
皆さん馴染みのある帆布は、江戸時代末期より全国各地で織られていましたが、時代とともに廃れていきました。
その原因は、海外からの安価な綿織物の大量輸入にほかなりません。
しかし、海外製には「帆布」と言いながら、よく見ると糸が一本(単糸)のまま撚られてないものがあります。
本来それは「帆布」ではなく「綿布」。
細い糸を何本も撚り合わせて織った織物こそ「帆布」です。

独特の風合いが魅力の「倉敷帆布」


studio coudreでは、国内の帆布産地として有名な岡山県倉敷市の「倉敷帆布」を使用しています。
昔ながらの手法でゆっくりと織り上げられた帆布は、何とも言えない独特の風合いが魅力。
そのままでも充分素晴らしいのですが、studio coudreで使用する帆布は更にバイオウォッシュ加工(一度洗うことでシワや色ムラができ、凸凹した風合いがでます)を施し、ビンテージ感をもたせています。

縫製道具をモチーフにデザインしたオリジナル生地


内布は、縫製道具をモチーフにデザインしたオリジナル生地を使用。
縫製道具の「かわいらしさ」が伝わるようなテキスタイルデザインを考えました。
「手捺染」という古くから伝わる染色技術でプリントしております。

古き良き、日本の職人技術

studio coudreの商品は、生地の選定から生産まで全て国産に拘っているため、他の帆布や綿布バックに比べ高価かと思います。
しかし、私達は世界に誇れるあらゆる日本の職人技術を絶やさず継承していきたいと考えております。
いつまでも飽きのこない、長持ちする、そしてこらからの新しい時代に寄り添える鞄作りを考え制作してまいります。
どうぞ末永くよろしくお願いいたします。